湘南の星空

~ 湘南から星のある風景を ~

オリオン大星雲の分子雲

皆さんこんばんは。

本日2つめの紹介はM42オリオン大星雲です。
これも2年前にD800で撮っていますこちらの方はM45と違って、当時としてもまあまあの出来でしょうか。
今回は1時間+3時間近くの露光をかけて、大星雲の東側(左側)の分子雲を炙ることを目的に撮りました。そのため大星雲はやや右寄りです。

☆ オリオン大星雲と分子雲
20161105_M42_2_BRG2
出ましたねぇ分子雲。そのお陰で結構派手です。でも等倍で見るとザラッザラなんです。おまけに分子雲を炙ると緑っぽいところと赤っぽいところが現れて、本来の色なのか色ムラなのかよく判らず。どちらかはっきりさせるには更に露光をかけて、ノイズを軽減するしかないような気がします。

撮影時は気温が4℃~-2℃を行ったり来たりでした。望遠鏡がフローライトでしかも前面に配置されているので、ピントが温度変化に敏感なんです。経験上3℃異なると確実にピントがずれます。
ですので、当時は気温チェックしながら時々ピントもチェックして・・・を繰り返しました。おまけにピントチェックの際のバーティノフマスク外し忘れて撮影したのが3枚ほどあり(笑)、ISO3200を3時間オーバーの予定がやや短くなってしまいました。

分子雲を含めて処理してみると、オリオン大星雲はかなり大きいな と感じます。トラペジウムに照らされたオリオン大星雲はその一部(それでも約20光年の大きさを持つそうです)なんですね。


【撮影データ】
■撮影日 / 撮影場所 / 気温
 2016年11月5日 / 須走口駐車場 / 4~-2℃
■カメラ / レンズ
 Nikon D810A / FS128+REDUCER(焦点距離:700mm)
■ISO / 露光時間
 1000 / 120s×30枚
 3200 / 300s×34枚
■ 赤道儀
 初代アトラクス+M-GEN
■SW
 RAP2(ダーク、フラット処理)
 CCDStack2(コンポジット処理)
 PixInsight(現像処理)
 Photoshop CC(色調調整、コントラスト調整)
 Nik collection(最終仕上げ)

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スバルは綺麗ですね

皆さんこんばんは。
今夜の夜遊びは、雲の襲来で中止しました。来週は晴れてほしいです(同じようなセリフばかりですね)。

本日紹介するのはM45スバルです。
2年前にも同対象を撮っています。当時はD800で撮りました。またレデューサーが異なるので焦点距離も違います。昔の方が長焦点です。
カラーバランスについては今でも若干無知ですが当時ほとんど無知で、今になって過去の写真を見ると「なんと青に振りすぎているんだろう?」としか思えません。オートガイドを導入していなかったので露光時間は短いし、まぁいろいろ甘いですね。

☆ スバル
20161105_M45
今回は3時間近くの露光をかけたのですが、一部の写真に風による望遠鏡のブレの影響と思われる間延びがあったので、そのデータは思い切って捨てました。結果2時間10分の露光時間。明るい星雲は綺麗に描写できましたが、分子雲はやはりザラっています。強調処理すると露光不足の粗さは正直に出ます。それでも淡い星雲も描写することができました。

スバルの周囲の星雲は美しいです。単に青ではなく部分的に赤が入るところもあり、処理をしていてなかなか楽しい領域です。
ただちょっと構図をミスっていまして、スバルをもう少し上にすれば良かったかなと。アルキオネが上下の中心になる位に。今回の写真は下側の星雲が窮屈になってしまったんですよね~。


【撮影データ】
■撮影日 / 撮影場所 / 気温
 2016年11月5日 / 須走口駐車場 / 2~-1℃
■カメラ / レンズ
 Nikon D810A / FS128+REDUCER(焦点距離:700mm)
■ISO / 露光時間
 3200 / 300s×26枚
■ 赤道儀
 初代アトラクス+M-GEN
■SW
 RAP2(ダーク、フラット処理)
 CCDStack2(コンポジット処理)
 PixInsight(現像処理)
 Photoshop CC(色調調整、コントラスト調整)
 Nik collection(最終仕上げ)
■その他
 若干(2%程度)トリミングしています。


追伸
 前回アップしたオリオン座ですがISOは1600です。訂正します。

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超絶! オリオン座付近

皆さんこんばんは。

11月5日の夜遊び写真第二弾です。今回は撮影も処理も頑張りました。

☆ オリオン座付近
20161105_ぎょしゃからオリオンモザイク
オリオン座を右下に配置し、冬の天の川や星雲を入れるよう構図しています。カメラを横向きにして上下2つの領域を撮影しました。下の写真はエンゼルフィッシュ星雲の上あたりまで、上の写真はエンゼルフィッシュ星雲の下あたりまでで、2枚を円筒法でモザイク処理しています。上下合わせて4時間強の露光時間です。散光星雲がばっちり、微恒星もびっしりで表現できました。露光しすぎかな?

☆ オリオン座付近(天体No.入り)
20161105_ぎょしゃからオリオンモザイク1
判りやすい天体のNo.を入れてみました。天の川付近だけあって散光星雲だらけです。ちょっとだけ解説を。


■超新星爆発残骸(レムナント)
◆SH2-240
 ぎょしゃ座にあります。非常に淡いです。2時間半では露光が足りません。この写真ではSH2-240だけのマスクを作って炙ると言う反則技を使っています。

◆M1
 通称カニ星雲。おうし座にあります。非常に小さいため、この写真では恒星のようにしか見えません。レムナントと言うのかな???

◆IC443
 ふたご座のクラゲ星雲。比較的写りやすいですね。直焦で狙いたい対象の一つ。

◆SH2-276
 バーナードループ。オリオン座の腰から足を巻くように漂っています。フィルム時代でも写るには写りましたが強敵でした。デジでは簡単に写ります。


■散光星雲/反射星雲
◆SH2-264
 エンゼルフィッシュ星雲。エラの後ろにある恒星のあたりが青っぽく写ります。また、南西にあるvdB38はエンゼルフィッシュの餌と言われたりします。これも青い星雲が写り、色の対比が美しいです。しかし、まぁ、デカい。

◆SH2-273
 コーン星雲を含む大きな散光星雲です。中心に散開星団NGC2264があります。これも直焦で狙いたい対象です。

◆NGC2237~2239
 バラ星雲。思った以上に高輝度ですね。この写真では若干飽和気味。

◆IC434
 馬頭星雲。ピンク色の星雲に馬の頭の形の影は宇宙の神秘の何物でもありません。

◆M42、43
 オリオン大星雲。簡単に写りますが、美しく仕上げるのはとても難しい。今回直焦で4時間露光かけています。まだ処理中です。

◆IC2118
 魔女の横顔星雲。50mmではリゲルを見つめる幽霊のようです。これも直焦で狙うぞ。

◆IC2177
 カモメ星雲。赤と青の色が入り混じった美しい星雲です。これも直焦で狙いたいですが、自分の持っている700mmではやや窮屈かもしれません。


■散開星団
◆M35
 視野の近くにこじんまりとした散開星団NGC2158があります。これも直焦で面白そうです。


【撮影データ】
■撮影日 / 撮影場所 / 気温
 2016年11月5日 / 須走口駐車場 / 4~-2℃
■カメラ / レンズ
 Nikon D810A / SIGMA 50mm DG Art (f4.0)
■ISO / 露光時間
 1600 / 300s×29枚(上部)
 1600 / 300s×21枚(下部)
■ 赤道儀
 初代アトラクス+M-GEN
■SW
 RAP2(ダーク、フラット処理)
 CCDStack2(コンポジット処理)
 PixInsight(現像処理)
 Photoshop CC(色調調整、コントラスト調整)
 Nik collection(最終仕上げ)

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星景写真の画像処理その5(色調補正編)

皆さんこんばんは。
2週間前に撮影した写真はボチボチ処理していますが、全然終わっていません。あっという間に来週は新月期。未処理画像がたまりそうです。

今夜は精進湖の画像処理の最後になります。

名称未設定22
先週の画像からカメラのアンプノイズ処理(とは言ってもグラデーションマスクを使った色補正)や夜空のコントラスト調整したのがこの画像です。一番上の夜空はニュートラルグレーになっています。自分の場合、星景写真であっても、基本は夜空をニュートラルグレーにして処理を行います。
理由は、強調処理の前や途中で色調を調整してしまうと、RGBそれぞれのコントラストがばらばらとなってしまい、色がおかしくなてしまう恐れがあるためです。特に中間スライダーでコントラスト調整する場合、RGBがそろっていないと各色のコントラストが変わってしまいます。

名称未設定23
この写真のように、青みを加えてみたいなぁという時は最後の最後にレンズフィルターを加えたりします。その方が自然な仕上がりになると思います。

次回は2週間前に撮った写真を紹介します。自分でもかなりうまくいったと思える写真です。


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カリフォルニア星雲と分子雲

皆さんこんばんは。

今回は先週の土曜(11月5日)に須走で夜遊びした一枚を紹介です。実はまだこれしか処理していません。

☆ カリフォルニア星雲と分子雲
20161105_NGC1499IC348_完成最終
この日もよく星撮りに一緒に行く友人Oさんと一緒でした。また、会社の新人君も一緒でした。新人君は学生時代に天文サークルに入っていて、機会があったら連れて行って欲しいと前から頼まれていたのです。しかし、私の星撮りは基本他人は放置なので、放置が元で嫌になったりしないかとちょっと心配でした。でもさすが天文サークルに入っていただけあって、持ってきたカメラでとても楽しんでいた様でした。
さてさて、須走では久しぶりの星空を堪能しました。快晴の中、空気も乾燥していてそれほど風も強くなく、寒さもそれほど・・・?の快適な撮影ができました。調子に乗って、カリフォルニア星雲付近を3時間露光しました。
カリフォルニア星雲はおよそ1000光年彼方にある散光星雲。赤がきれいですね。ただ、仕上げ方によってはピンクになったり、色を表現するのは難しい対象だと思います。この写真でもBが入っているので、若干ピンクっぽくなっています。
カリフォルニア星雲は比較的簡単に写るのですが、周囲の分子雲は自分にとって強敵です。3時間の露光と強烈な炙りでモクモクが出てきました。このモクモク、画像処理がとても難しく、撮影時間の何倍もの時間を要しました。それでも自分の写真として分子雲がやっと写せるようになりました。自分としては満足な出来です。

ところで放置を耐えた新人君、「また連れて行ってください」とな。星狂いが一人できてしまった様です。

【撮影データ】
■撮影日/撮影場所/気温
 2016年11月5日 / 須走口駐車場 / 2~-1℃
■カメラ/レンズ
 Nikon D810A / Ais Nikkor 180mm F2.8(F5.6)
■ISO/露光時間
 3200 / 300s×36枚(3時間)
■ 赤道儀
 初代アトラクス+M-GEN
■SW
 RAP2(ダーク、フラット処理)
 CCDStack2(コンポジット処理)
 PixInsight(現像処理)
 Photoshop CC(色調調整、コントラスト調整)
 Nik collection(最終仕上げ)

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星景写真の画像処理その4(中間スライダー編)

皆さんこんばんは。

前回から時間が空いてしまいました。
先週の土曜(11月5日)に須走で夜遊びしてきました。大混雑かと思い早めに行ったのですが、それほど混むこともなく。太郎坊やガリバー付近は混んだようです。その時の写真は今処理中です。一部処理し終わりましたが、自分としてはいい出来になりました。

前回に引き続き画像処理の話です。今日は中間スライダーの話です。
最初に元画像です。
中間スライダー1
この画像をベースにレベル補正の中間スライダーを動かしてみます。

中間スライダー2
中間スライダーを左側に移動させます。すると画像は全体的に明るくなります。
ヒストグラムを見てみましょう。元画像と比較するとピーク位置が右に移動しています。これは何を意味するのか。
最初の画像の中間値からシャドウ部にかけての間が広がっています。つまり、中間値からシャドウ部までコントラストが上がっているのです。逆に中間値からハイライトまでは狭くなっているのでコントラストが下がっていることになります。

中間スライダー3
逆に中間スライダーを右側に持っていきましょう。画像は暗くなります。
ヒストグラムを見ると、中間値からシャドウ部までは狭いのでコントラストが下がり、中間値からハイライトまでは広がったのでコントラストが上がったことになります。

これを天体の画像処理に使ってみます。
名称未設定13
精進湖の写真に戻します。夜空に星は見えますが、なんとなく淡く寂しいです。特にオリオンの東側(左側)の天の川を強調したくなります。
夜空部分のコントラストを上げると、夜空に溶け込んでいた微光星が浮かび上がりそうです。つまり、中間部からシャドウの間のコントラストを上げてみましょう。ただし中間スライダーを左側に持って行っただけでは全体的に明るくなるので、シャドウのスライダーを右に移動し併せて明るさを調整します。

名称未設定17
中間スライダーを1.40、シャドウを25に設定しました。どうです?天の川が浮かび上がってきましたね。

自分はこんな感じで画像調整しています。最終的にはトーンカーブなども使ったりしますが、淡い部分の強調処理のベースとして、中間値からシャドウ部までのコントラストを上げるようにしています。


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