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湘南の星空

~ 湘南から星のある風景を ~

ザラザラのM33

皆さんこんばんは。

撮ろうとすると必ず雲がき、これまでなかなかまともに撮ることができなかったM33です。昨年撮った画像をこねくり回して何とか絵にしました。

☆ M33
20171023_M33
撮る気はあるのに、自分にとっては何故に神様はこうも意地悪なのだろうと思ってしまう対象。昨年も撮った時は雲が流れて悲しいくらいボツを量産(半分以上ボツ)。露光時間が足りないのと空の状態が良くなかったことの相乗効果で、コンポジットしてもちょっと弄るだけでカブリ、色むらの嵐。途中で処理を諦めていました。
今年こそ撮るぞ!と意気込んだものの、9月はカメラアダプターを忘れて見事に玉砕。10月は網状を撮ったら露光時間が稼げなくなったのでキャンセル。11月は天気と休みのタイミングが合わず、遠征すらしていません。

撮っていませ~ん。 (;・∀・)


であれば と言うことで昨年諦めた処理を行ってみました。
露光時間は、なんとなんとトータル5時間もかけています。
でもでも、ブロードバンドのトータル露光時間がたったの1時間。腕はザッラザラ。背景はムラムラ。これでも背景の彩度を下げたのですよ・・・。
これとは逆にHαのナローで撮ったのは何と4時間! バランス可笑しすぎ。

次の新月期で撮れるかな? う~ん、別の対象撮りそう。となると来年かな。いつになったら撮れるのだろう?


【撮影データ】
■撮影日 / 撮影場所 / 気温
 Hα:2015年11月27,28日 / 自宅(鎌倉市) / 7~5℃
 RGB:2017年10月 / 千葉県大多喜町 / 10℃
■カメラ / レンズ
 Nikon D810A / FS128+REDUCER(焦点距離:700mm)
■ISO / 露光時間
 Hα:3200 / 900s×16枚
 RGB:3200 / 300s×12枚
■ 赤道儀
 初代アトラクス+MGEN
■SW
 RAP2(フラット処理、ダーク処理)
 CCDStack2(コンポジット処理)
 PixInsight(現像処理、カブリ除去)
 Photoshop CC(色調調整、コントラスト調整等)
■その他
 90%にトリミング


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オリオン座再処理

皆さんこんばんは。

今夜の鎌倉はとても良い天気。房総の天気も良さそうですが、明日は朝から出張なので出撃できません。今月は晴れ間に出かけられなく、タイミングが悪い日々を過ごしています。来月にかけるか・・・。

星撮りに行けないので、画像処理の勉強がてら、過去の写真の再処理を行っています。

☆ オリオン座
20171124_オリオン_パノラマ_完成_20181114
昨年撮ったオリオン座を再処理しました。昨年の課題としてリゲルの透明感を上げていましたが、リゲル以外の青白い星の透明感が出たかと思います。RGBの処理方法を変えた結果です。ただ、リゲル付近には淡い星雲があるようで、三ツ星のようなくっきりとした透明感は出ませんでした。
それと、分子雲を炙り炙りしました。かなりこってりです。やり過ぎ感もありますが、バーナードループもかなり目立つようになり、これはこれでありかなぁと思います。

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分子雲の強調処理

皆さんこんばんは。

先月の投稿でカリフォルニア星雲やプレアデス星団周辺の分子雲をアップしました。その際に考え付いた分子雲の強調方法を紹介したいと思います。オリジナルですので、もっと良い方法があるよ! と言う方がいらっしゃいましたら是非ご教示ください。

1.下地処理
分子雲の強調で最も大事なのは、強調処理する前に「ライトフレームを如何に平坦にするか」です。この平坦化はフラット処理やダーク補正(特にセンサのアンプノイズ除去)も含まれます。そして街灯り等のカブリをとことん除去する必要があります。輝度のカブリ除去も当然ですが、カラーの偏りも除去する必要があります。これができれば分子雲は強調できるでしょう。逆に言えば、下地処理をきちんとしないと綺麗には炙れません。
しかしカブリ処理はとても難しいです。PSのレベル補正でちまちま処理しても、果たしてカブリなのか本当の宇宙の輝度や色なのかは判断付きにくくなります。これをかなり高いレベルで解消できるのは、スカイフラット(暗)でのフラット化だと考えています。

2.全体的な強調処理
例としてバーナードループを炙ってみたいと思います。

☆ スタック&下地処理後の画像
バーナード01
これは下地処理が済んだ画像です。スカイフラットは使用しておらず、PSのレベル補正でちまちまちまちま平坦化しました。
ちなみに今回初処理です。雲の関係で5分×6枚しか撮れておらず&カブリが酷く、当時は処理する気にはとてもならなかったからです(笑)。
今回、分子雲の炙りには良い題材かもと思い処理してみることにしました。

☆ ノイズ除去
バーナード02
強調処理する前に、フィルタ → Camera Rawフィルタ で軽くノイズ処理します。自分の場合のパラメータ(赤枠部分)はいつもこんなもんです。

☆ 暗部のコントラスト強調1
バーナード03
ノイズ処理が終わったら、「チャネル」を選び、下の点線〇をクリックします。

☆ 暗部のコントラスト強調2
バーナード04
「レイヤー」にて「レベル補正」のレイヤーを選択します。

☆ 暗部のコントラスト強調3
バーナード05
マスク部分を選択して反転させます。

☆ 暗部のコントラスト強調4
バーナード06
シャドウスライダーと中間スライダーでコントラストを上げます。自分の場合は、シャドウを25切り詰めたら、中間スライダーを1.25と小数点以下の数値が同じになるようにしています。


☆ 星マスク作成
ここで星マスクを作成します。この星マスクに関しては自分のオリジナルではないので、ここでの説明は割愛します(すいません)。要は恒星だけを取り出したマスクを作成します。

☆ 星雲マスク作成1
バーナード20
次に星雲を強調する際に使うマスクを作成します。自分の場合は、R/G/Bそれぞれでマスクを作成し、最後に比較明で合成しています。ただし、星雲のみを強調したいので、作成する星雲マスクからは恒星を減算します。恒星の減算の為に星マスクが必要だったのです。
Rチャネルでの作成例を示します。「チャネル」でRを選択します。

☆ 星雲マスク作成2
バーナード21
下の点線〇をクリックします。

☆ 星雲マスク作成3
バーナード22
レイヤーに戻って、「レベル補正」レイヤーを追加。そして「Ctrl+クリック」でマスク部分を選択してコピーします。

☆ 星雲マスク作成4
バーナード23
コピーしたマスク部分を新規レイヤーにペーストします。

☆ 星雲マスク作成5
バーナード24
星雲マスクの上に星マスクを置いて、星マスクは減算のコマンドを選択します。

☆ 星雲マスク作成6
バーナード30
Gチャネル、Bチャネルでも同様に作成し、R/G/Bを比較明で合成、結合します。
構成部分がぽっかりと空いた星雲強調のためのレイヤーができました。

☆ 分子雲マスク1
バーナード31
フレーム内に明るい星雲が無い場合はやらない作業です。
星雲マスクで分子雲を強調しようとすると、明るい星雲(この場合だとM42やM78、馬頭星雲など)も一緒に強調されて、飽和してしまします。そのため、明るい星雲を除去するための減算処理をします。
星雲強調レイヤーをコピー&ペーストし、レベル補正で切り詰めます。

☆ 分子雲マスク2
バーナード32
減算処理した後、星雲強調レイヤーと減算処理用のレイヤーを結合し、レベル補正で適当に切り詰めます(感覚的です)。

☆ 分子雲マスク3
バーナード33
出来たレイヤーをコピーして、新規に作成したレベル補正レイヤーのマスク部分にペーストします。星雲の淡い部分のマスクができました。

このような過程で分子雲と強調した画像と、分子雲マスクを使用しないで仕上げた画像を比較してみます。なお、上記までの強調処理に加えて、トーンカーブや彩度の強調などを行っています。

☆ バーナードループ(分子雲強調)
20171031_バーナードループ_分子雲強調A

☆ バーナードループ(通常)
20171031_バーナードループ_通常強調
分子雲の炙りは違いが判るくらいにとどめています。あまりやり過ぎると不自然ですからね。オリオン座の分子雲は結構明るい方なので、強調はしやすいと思います。暗い分子雲を強調する場合は、ベースとなる画像の露光時間は必要になると思います。


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白鳥座からケフェウス座

皆さんこんばんは。

白鳥座からケフェウス座にかけてを50mmレンズで撮りました。

☆ 白鳥座からケフェウス座
20180916_白鳥からケフェウスB
仕上げた当初、天の川が赤くなり過ぎるのにも関わらず右上と左下の領域が青過ぎてしまう。色の偏りが激しい、なんかとても変な写真になっていました。不自然極まりないのでアップを諦めていたのですが、もう一度最初からやり直して、ちまちま魔法をかけながら処理しています。自分としては大分見やすくなったのですが、これで良いのかな?と半信半疑です(笑)。
北アメリカ星雲とIC1396の間に暗黒帯が広がっています。この暗黒帯の形は面白いなぁと個人的に思っています。この辺りにB型やO型のスペクトルを持った明るい恒星があったなら、赤く光って見えたのでしょうね。あまり散光星雲だらけになっても対象が増えてしまうので、撮影が大変になるだけですが・・・。

構図はやや失敗です。網状星雲が切れてしまいました。


【撮影データ】
■撮影日 / 撮影場所 / 気温
 2018年9月16日 / 富士山富士宮 / 13℃
■カメラ / レンズ
 Nikon D810A / SIGMA 50mm F1.4 DG HSM(f4.0)
■ISO / 露光時間
 3200 / 180s×26枚
■ 赤道儀
 初代アトラクス+MGEN
■SW
 RAP2(ダーク処理)
 CCDStack2(コンポジット処理)
 Photoshop CC(フラット処理、色調調整、コントラスト調整等)

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網状星雲

皆さんこんばんは。

撮ろうとすると雲が沸いたり、撮ってもガイドが流れたりと、これまでなかなかまともに撮ることができなかった網状星雲です。やっと撮ることができました。2モザイクで撮っています。

☆ 網状星雲
20181009_網状パノラマ
形と言い、色と言い、正に宇宙の神秘ですね。神様の芸術は素晴らしいです。
今でも秒速100kmの速度で広がっているとか。左側がNGC6992-5、右側がNGC6960で、NGC6960にくっついている星は4.2等星の白鳥座52番星です。距離にして約200光年ですので、1400光年以上離れている網状星雲とは重なって見えているだけです。

画像処理は丁寧に行いました。天の川付近だけあって恒星がひしめき合っています。恒星の輝度を落として処理をしていますが、それでも微光星が目立つ感じです。ただ、恒星の輝度を落としていますが色は大事にしました。
星雲の方は過度な強調はしていません。彩度もほどほどにしか上げていません。網状星雲を強調しすぎると飛んでしまいますので。全体的なバランスを見て調整しています。青もしっかり出てくれました。

フラット処理は、スカイフラット(暗)を用いています。スカイフラット(暗)だとフラットが恐ろしいほどにピタリと合います。これはもう手放せません。フラットが合わなかった時の苦労は何だったのだろうと。
「新しいフラット手法その2」の投稿時に「ライトフレームの半分の時間のスカイフラット(暗)を試してみたい」と書きましたが、今回は1枚当たりの時短はせずに、ライトフレームと同じ露光時間で撮りました。フラットフレーム(暗)の露光時間を変えると、ダークも露光時間を変えてフラット専用に撮らないといけません。2種類のダーク撮影は却って効率が悪いと思ったのです。
その代わり、前にアップしたツィーのフラットも、網状星雲を撮影した時のフラットフレームを使用しています。ちょっとくらい場所が離れていても、空の状態があまり変わらなければ使えますね。この方が効率的です。

☆ NGC6992-5
20181009_NGC6992-5

☆ NGC6960
20181009_NGC6960
拡大してみました。白鳥座52番星の下の方に、淡く星雲が見えています。この部分には網状星雲と地球の間に星間ガスがあるようで(茶色っぽいやつ)、それが網状星雲の一部を隠しているみたいです。この星間ガスが無かったら、また見え方は変わっていたでしょうね。
それにしても複雑に絡み合ったあみあみがとても素敵です。もう萌てしまいます。このあみあみに包まれてみたいです(笑)。
この星雲が超新星爆発を起こした時の光景はどうだったのだろう? どれだけ明るく見えたのだろう と想像するだけでも楽しいです。


【撮影データ】
■撮影日 / 撮影場所 / 気温
 2018年10月9日 / 富士山富士宮 / 5~7℃
■カメラ / レンズ
 Nikon D810A / FS128+REDUCER(焦点距離:700mm)
■ISO / 露光時間
 ライトフレーム:3200 / 300s×16枚×2
 スカイフラット:3200 / 300s×8
■ 赤道儀
 初代アトラクス+MGEN
■SW
 RAP2(ダーク、フラット処理)
 CCDStack2(コンポジット処理)
 Photoshop CC(色調調整、コントラスト調整等)

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